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【Inkscape】キャンバスの後ろの影をなくす方法

とても久しぶりの更新になります。
インクスケープのソフトを立ち上げるのも数カ月ぶりになりまして、ちょっとした緊張が体を走り抜けました。
さぁ始めましょう。

まずインクスケープを立ち上げるとデフォルトのままキャンバスが用意されていますが、よく見ますと右側に影のようなものがあります。


この影をなくす方法をさらっとご紹介します!


上部のメニューファイルドキュメントのプロパティ を開き右下にある、図で囲った部分の境界線に影を表示するのチェックを外します。



閉じてキャンバスを見てみると、影がなくなりました!
これで完了です。

【Inkscape】画像の切り取り方

画像を取り込み、1部だけを使用したいときに、行います。
まずインクスケープを起動し、画像を開きます。

下の図で子供たちがならんでいますが、そこから1人だけを切り抜きたい場合を説明します。
画像の左下の黄色い服を着ている子を切り取ってみましょう。


左側から単形ツールを選び四角を作れるようにします。

切り取りたい部分(今回は左下の男の子)を四角で囲います。
このとき四角のフィルやストロークは何でもいいのですが、画像内ではストロークなし、フィルなしに設定してあります。

F1で選択ツールに変えて、シフトを押し2つの図を選びます。
四角で囲った男の子と全体図です。

オブジェクト → クリップ → 設定 を選択します。

男の子だけが切り抜くことができました!
分かりやすいように中央に配置しました。

【Inkscape】吹き出しの作り方

インクスケープを使って、吹き出しを作ります。とても簡単です。
さっそく始めましょう。 まず、円/弧ツールで、丸を描きます。フィルやストロークはお好みで設定します。
次にペンツールを使って縦長の三角形を描きます。
このときに円とストロークの太さが合うように調節します。
ちょうどいいかんじのところに三角形を移動させて、円に重ねます。
両方の図を選択し、上のメニューのところの パス→統合 をします。
シンプルな吹き出しが完成しました。

【Inkscape】ペンツールの使い方

ペンツールの使い方を紹介します。
まず基本的に理解しておきたいことは、マウスをクリックしながらなぞって描くわけではないということです。これは Illustrator でも同じですが始まりと終わりを指定して線を描いていきます。


では、まずペンツールの動きになれるために簡単な線を描いてみましょう。

不透明度を下げた四角を用意しました。その四角の縁を書いてみます。
スタート地点を決めてその上をクリックします。右にぴーっと伸ばしダブルクリックか、クリック+エンターキーを押します。そうするとマウスの後を引いていた線が切れます。
F1キーを押し、選択ツールに戻すと直線が決定されました。
一筆で一気に書いてしまいたい場合は、各角でクリックしながら次の角に向かってぴーっと伸ばしていきます。
スタート地点に戻った時に、赤い四角のマークが出てきます。そこをクリックし、四角が完成します。 では次に円の縁をなぞります。ちょっと難しい。

ペンツールに変えた後に、ツールコントロールバーの左から3番目のところをクリックします。 カーソルをのせるとCreate BSpline pathとあります。丸みを帯びた線画できるのだと想像できます

一定の間隔をあけながら円の縁をなぞるように1周するまでクリックを繰り返していきます。クリックしたところは赤い線でつながれて、中には青い円が描かれていきます。
ツールボックスの上から2番目のノードツールに替えて、赤い線上のとがっている箇所(ダイアモンドの形)を広げたり縮めたり、上下に動かし曲線を調整します。
仕上がりはこのようになりました。
ペンツールで思うような線を描けるようにすることはすごく大事です。

【Inkscape】キャンバスサイズの変更

絵を描くときに使うキャンバスのサイズを設定します。
早速やってみましょう! まず、Inkscapeを立ち上げます。
メニューからファイルに行きます。
ドキュメントのプロパティを選びます。



希望のページサイズを下にスクロールし、選ぶことができます。



カスタムサイズのところで、自由に設定もできます。単位も変更可能です。

【Inkscape】基本の図形

図形を書いていきましょう。

1、四角を描く

まず、メニューで新規のキャンバスを作ります。サイズは何でもいいです。
四角を描きたいので、画面左側にあるツールボックスの中の四角のマークを押します(カーソルをあてると短形ツールと出るところ)。ショートカットはF4。

では、キャンバス上に描いてみましょう!
クリックしながら、ズーンとドラッグして(引っ張りながら)四角を描きます。 シフトを押しながらドラッグ → 中心から伸びる
コントロールキーを押しながらドラッグ → 正四角形ができる 「ミスった。」てときは コントロールキー+Zでやり直しましょう。

また、図を描き終えるごとに、F1を押して選択ツールに戻すくせをつけておくと良いです。私も最近やっと慣れてきました…。

図形を描き終えたら、カラーパレットの色をクリックするとその色の塗りになります。シフトを押しながらカラーパレットの色をクリックすると枠線がその色になります。

右側にフィル、ストロークの塗り、ストロークのスタイルとあるドッグがありますが、これが大事です。フィルは塗りのこと、ストロークは枠線のこと、ストロークのスタイルは枠線のスタイルのことです。色々いじってみてください。

図形を消すときは、図形を選択した状態でデリートキーを押せば消せます。
図の拡大・縮小をするときは、図を選択すると下記のように矢印が出てきます。 サイズを維持しながら(そのままの比率で)拡大・縮小するときはコントロールキーを押しながら!角の矢印をつかんで引っ張ります。
図形を回転したいときは、図形を選択し、2回クリックすると下記のようになるので、角をつかみ回転させます。

ツールコントロールバーにも90度回転させたり、左右上下に反転させるツールがあるので試してみてください。便利です。

2、円を描く

円も四角と同じです。左のツールボックスで円/弧を作成を選びます。 ショートカットはF5。四角の時と同様です。 シフトを押しながらドラッグ → 中心から伸びる
コントロールキーを押しながらドラッグ → 正円ができる 円ですが、円を描いた後に左右に小さい丸印があります。そこをクリックしながら(このときカーソルが十字の形になっています)、動かすと半円になったり弧になったりします。コントロールバーにある3つの形も押したりして試してみてください。

3、多角形を描く

次に、星を描けるツールです。ツールボックスの中から星形ツールをクリックします。ショートカットはアスタリスク(*)です。

※たくさんあって気になってしまうショートカットキー。ショートカットキーについてはまた表を作って(自分のためにも)参考にしていただきたいと思います。

では、始めましょう。

キャンバスの上でズーンとクリックしたままドラッグします。
星ができますね。他の図形と異なり、星の場合はその状態でくるくると回転できます。回転させたくないときは、コントロールキーを押しながら、ドラッグです。
拡大・縮小や回転は、四角や円と同じです。選択ツールに変えて、矢印で調整します。

星形ツールに戻し、コントロールバーにある多角形をクリックすると星が五角形になります。角数を増やしたい場合は、角のところで数を変更します。また、カーソルが十字の形のまま、角に現れるダイアモンド形の印(シャープノードのハンドル)をいじってみてください。
星がとてもシャープになってしまった!
もっとぐっと内側に入れるとこんな形に。
けっこう…きれいですね。
元に戻すときはコントロールバーにあるブラシのマークを押しましょう。戻ります。アルトキーを押しながら、ハンドルを動かしますと、ランダム化されます。コントロールバーのところの値も変えて色々な形を楽しみましょう。

【Inkscape】Inkscapeについて

AdobeのIllustratorをはじめ、世の中には色々なデザイン系のツールが出ています。
その中で、こんなに使えるのに無料なの⁉という機能を備えた Inkscapeという 驚きのソフトと出会いました。ロゴ、アイコン、名刺、表紙、チラシ等。使い道は様々です。
5年くらいかけて使いこなせるようになりたいなぁというスピード(かなりゆったり)での習得を計画中ですが、ぜひ初心者の私と一緒に学びましょ。

1. Inkscapeとは

ベクター画像形式のソフトです。ベクター画像とは小さい点の集合で出来ているラスター画像とは異なり、拡大しても画質が落ちないソリッドな画像が特徴です。
Inkscapeの公式ウェブサイトはこちらです!
では、さっそくダウンロードして使ってみましょう。 ダウンロード後、起動します。

2.名称と役割

最初は、画面上の機能の多さに圧倒されるかもしれませんが、少しずつ慣れていきましょう。
まずは名称と大まかな役割を紹介します。


メニュー

新規作成、保存、環境設定など一般的な設定をするところで、ここでほぼ何でもできます。それぞれのバーのサイズも変更可能です。

コマンドバー

コマンドバーはメニューの下側に位置し、印刷、保存、ズームイン・アウトなど、色々な機能のショートカットです。

ツールボックス

左側に縦に位置しています。こちらがInkscapeでよく使う大事なツールたちです。図形や線が描けます。

ツールコントロールバー

図形を回転させたりレイヤーの順序を指定したりできます。サイズ等は、ツールボックスの中の機能に呼応して変化します。

スナップコントロールバー

右側に縦に位置しています。名前にスナップがついているだけあり、スナップに関するボタンです。

3.使い始める前に

設定をします。
メニュー左のファイル→ドキュメントのプロパティ→カスタムサイズの単位をピクセル(px)に設定します。


4.ショートカットキー

さてInkscapeのダウンロードが済み、準備は整いましたでしょうか。
早速、使い始めたいですね。
その前に、やはり知っておきたい大事なショートカットキーがいくつかありますので、ご紹介していきます。
ショートカットキーをマスターするだけで作業時間がかなり短縮されます。
ちなみにショートカットキーですが、Illustratorと同じだったら混乱はしないのですが、やはり異なります。

  • キャンバスを色々な方向に動かす
    • spaceキー を押しながらマウスを動かす
      カーソルが4方向にのびた形になりキャンバスがそれにくっつくような感じで動きます
       
  • キャンバスを上下に動かす
    • マウスのミドルボタンを上下に動かす
      こちらはブラウザで記事を読むときと一緒です
      ですが、方向キーの上下では動きません

  • キャンバスの拡大縮小 
    • コントロールを押しながら、マウスのミドルボタンを上下に動かす(またはマイナス・プラス)
      これはとてもよく使います。拡大して作業したいときに便利です。
他にもショートカットキーはたくさんあります。たくさん覚えて効率よく作業をしていきたいです。